エンテロウイルス
更新日 (last updated):2026年1月28日
概要
エンテロウイルス感染症はピコルナウイルス科エンテロウイルス属のウイルスを病原体とする感染症の総称である。ここでは急性灰白髄炎(ポリオ)以外のエンテロウイルス感染症について概説する。主な感染経路は糞口感染、飛沫感染、接触感染である。手足口病、ヘルパンギーナ、無菌性髄膜炎などの様々な疾患の原因となる。
個別の感染症については、関連記事のリンクを参照のこと。
病原体
病原体は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属の1本鎖RNAウイルスである。
疫学
海外では熱帯地域において一年中、温帯では夏から秋に流行する。
日本国内では毎年夏季に手足口病やヘルパンギーナとして流行し、乳幼児での報告が主体である。
感染経路
主な感染経路は、糞口感染、飛沫感染、接触感染であり、垂直感染が報告されることもある。
臨床像
手足口病、ヘルパンギーナ、無菌性髄膜炎などの様々な疾患の原因となる。個別の疾患については関連記事のリンクを参照のこと。
病原体診断
水疱内容物、咽頭拭い液、便、髄液などからのウイルス分離・同定、ウイルス遺伝子検出、抗原検出、血清学的検査による。
治療
特異的な治療はなく、対症療法が中心である。
予防法・ワクチン
手洗いと排泄物処理、咳エチケットなどの飛沫予防策、接触予防策が有効である。アルコール消毒が効きにくいため、流水とせっけんを用いてしっかり手洗いする必要がある。
法的取り扱い
エンテロウイルス感染症のうち、一部の疾患は、感染症法における五類感染症に定められている。
一部の疾患は、学校保健安全法における第三種感染症に定められている。
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