C型肝炎
更新日 (last updated):2025年11月26日
概要
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスを病原体とする感染症である。主な感染経路は血液や体液との接触である。急性肝炎では倦怠感や黄疸などの症状を呈する。慢性化すると肝硬変や肝細胞がんの原因となる。
病原体
C型肝炎ウイルスは、フラビウイルス科ヘパシウイルス属に属する1本鎖RNAウイルスである。
疫学
世界で約1.7億人が感染していると推定されている。
日本国内での感染者数は90万から130万人と推定されている。
感染経路
主な感染経路は、注射器の共用や性的接触などによる、感染者の血液や体液への接触である。
臨床像
急性肝炎では潜伏期間は2から14週間程度で、倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、黄疸などを呈する。慢性化すると20年程度で肝硬変や肝細胞がんに至ることがある。
病原体診断
血液や体液からのウイルス遺伝子検出、抗原検出、血清学的検査による。
治療
抗ウイルス薬による治療が行われる。
予防法・ワクチン
血液・体液との接触を避けることが重要である。性的接触による感染については、コンドームの使用が有効である。
国内で承認されたワクチンはない。
法的取り扱い
感染症法における、五類感染症の全数把握対象疾患である「ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く)」の一部として、C型急性肝炎は届出の対象となる。
