IDWR 発生動向総覧 2012年第4週(第4号)
発生動向総覧
〈第4週コメント〉 2月1日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||||||||||||||||||||
2類感染症: | 結核 337例 | ||||||||||||||||||||||||||||
3類感染症: |
| ||||||||||||||||||||||||||||
4類感染症: |
| ||||||||||||||||||||||||||||
5類感染症: |
クロイツフェルト・ヤコブ病3例(孤発性プリオン病古典型3例) 劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(年齢群:50代)
梅毒10例(早期顕症I期1例、早期顕症II期3例、晩期顕症1例、無症候5例)
(補)2012年第3週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎2例(感染地域:北海道1例、兵庫県1例_感染源:不明2例)、デング熱1例(感染地域:タイ)、急性脳炎6例〔インフルエンザウイルスA型4例_年齢群:1歳(1例)、3歳(1例)、5歳(1例)、8歳(1例).インフルエンザウイルスB型1例_年齢群:30代.病原体不明1例_年齢群:10歳〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例〔90代(2例.死亡2例)〕などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は第42週以降増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では福井県(74.88)、高知県(66.69)、愛知県(60.48)、三重県(54.58)、岐阜県(49.87)、和歌山県(48.32)、静岡県(48.07)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は2,073例と第51週以降減少が続いている。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約76%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では新潟県(1.27)、富山県(0.79)、福岡県(0.67)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では富山県(6.93)、石川県(5.45)、福井県(5.27)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では大分県(25.9)、宮崎県(16.9)、福井県(16.4)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(4.03)、鹿児島県(3.50)、山形県(2.83)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では石川県(1.28)、滋賀県(0.97)、宮崎県(0.57)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では鳥取県(1.37)、島根県(1.00)、高知県(1.00)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では沖縄県(0.26)、栃木県(0.08)、広島県(0.06)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では熊本県(0.10)、徳島県(0.09)、宮崎県(0.09)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では新潟県(1.67)、山形県(1.53)、宮崎県(1.49)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(2.67)、福島県(2.57)、栃木県(2.29)が多い。