IDWR 発生動向総覧 2012年第7週(第7号)
発生動向総覧
〈第7週コメント〉 2月22日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||||||||||||||||||||
2類感染症: | 結核 354例 | ||||||||||||||||||||||||||||
3類感染症: |
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4類感染症: |
つつが虫病1例(感染地域:島根県.死亡) デング熱2例(感染地域:インドネシア1例、モルディブ1例) マラリア1例(熱帯熱_感染地域:インドネシア)
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5類感染症: |
(補)2012年第6週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎1例(感染地域:愛知県_感染源:猪の肉)、オウム病1例(感染地域:京都府_感染源:インコ)、デング熱3例(感染地域:フィリピン2例、インドネシア1例)、急性脳炎10例〔インフルエンザウイルスAH1pdm1例_年齢群:4歳.インフルエンザウイルスA型4例_年齢群:4歳(1例)、5歳(1例)、9歳(1例)、50代(1例.死亡).インフルエンザウイルスB型1例_年齢群:10代.病原体不明4例_年齢群:0歳(1例)、2歳(1例)、20代(1例)、30代(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症5例〔30代(1例)、70代(2例)、80代(1例)、90代(1例.死亡)〕、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:尿)などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では大分県(52.26)、埼玉県(50.40)、秋田県(48.24)、千葉県(48.09)、宮崎県(45.00)、福岡県(43.71)、神奈川県(43.22)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,335例と第51週以降減少が続いている。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では新潟県(0.93)、富山県(0.72)、宮崎県(0.72)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(6.00)、大分県(5.64)、福井県(4.91)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(15.0)、熊本県(12.7)、福井県(11.6)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(3.22)、佐賀県(2.87)、鹿児島県(2.63)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第4週以降減少が続いている。都道府県別では福井県(0.50)、石川県(0.48)、香川県(0.47)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.32)、島根県(0.87)、愛媛県(0.62)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(0.18)、栃木県(0.10)、高知県(0.10)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別では岩手県(0.15)、長野県(0.11)、福岡県(0.05)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では山形県(2.47)、新潟県(1.68)、愛媛県(1.46)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は横ばいであり、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(3.22)、青森県(3.00)、沖縄県(2.86)が多い。