発生動向総覧
〈第1週コメント〉 1月10日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核 84例 |
3類感染症: |
細菌性赤痢2例
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菌種:S. flexneri (B群)1例_感染地域:インドネシア S. sonnei (D群)1例_感染地域:愛知県
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腸管出血性大腸菌感染症7例(有症者3例、うちHUS なし) |
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感染地域:国内7例 国内の感染地域:福岡県3例、北海道1例、東京都1例、神奈川県1例、長野県1例 年齢群:10代(1例)、20代(3例)、30代(1例)50代(1例)、60代 (1例) 血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(2例)、O8 VT2(1例)、O91 VT1(1例)、O145 VT2(1例)、O157 VT2(1例)、その他・不明(1例) 累積報告数:7例(有症者3例、うちHUS なし.死亡なし)
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腸チフス2例(感染地域:タイ1例、インド1例) |
4類感染症: |
E型肝炎1例〔感染地域:国内(都道府県不明)_感染源:不明〕 つつが虫病2例(感染地域:鹿児島県2例) デング熱1例(感染地域:フィリピン) マラリア1例(原虫種不明_感染地域:ウガンダ
レジオネラ症12例(肺炎型11例、ポンティアック型1例)
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感染地域:埼玉県2例、茨城県1例、千葉県1例、新潟県1例、富山県1例、石川県1例、兵庫県1例、島根県1例、福岡県1例、国内(都道府県不明)2例 年齢群:60代(3例)、70代(3例)、80代(4例)、90代(2例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢5例(腸管アメーバ症5例) |
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感染地域:東京都1例、国内(都道府県不明)2例、インドネシア1例、国内(都道府県不明)/香港1例 感染経路:性的接触1例(同性間)、経口感染1例、不明3例
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急性脳炎1例 |
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インフルエンザウイルスA型_年齢群:3歳(死亡)
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クロイツフェルト・ヤコブ病1例 |
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孤発性プリオン病古典型
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後天性免疫不全症候群5例(AIDS 4例、その他1例) |
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感染地域:国内4例、ブラジル1例 感染経路:性的接触5例(異性間1例、同性間4例)
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ジアルジア症1例〔感染地域:国内(都道府県不明)〕 梅毒4例(早期顕症II期2例、無症候2例) 破傷風3例〔年齢群:30代(1例)、70代(2例)〕
風しん14例(検査診断例7例、臨床診断例7例)
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感染地域:東京都4例、神奈川県2例、千葉県1例、福岡県1例、国内(都道府県不明)6例 年齢群:20~24歳(3例)、25~29歳(1例)、30~34歳(3例)、35~39歳(3例)、40代(3例)、50代(1例) 累積報告数:14例(検査診断例7例、臨床診断例7例)
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麻しん1例〔麻しん(臨床診断例)〕
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感染地域:国内(都道府県不明) 年齢群:1歳 累積報告数:1例〔麻しん(臨床診断例)〕
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(補)2012年第52週までに診断されたものの報告遅れとして、パラチフス1例(感染地域:タイ/カンボジア/ベトナム)、E型肝炎2例(感染地域:北海道1例_感染源:生カキ/焼肉.感染地域:東京都1例_感染源:豚レバー)、チクングニア熱1例(感染地域:フィリピン)、デング熱1例(感染地域:フィリピン)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(20代)などの報告が あった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

インフルエンザ:定点当たり報告数は第43週以降増加が続いている。都道府県別では群馬県(15.01)、茨城県(9.85)、福島県(9.75)、栃木県(9.55)、沖縄県(9.36)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,725例と2週連続で減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約78%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では宮崎県(0.53)、石川県(0.48)、熊本県(0.42)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では富山県(1.79)、福井県(1.32)、石川県(1.28)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第50週以降減少が続いている。都道府県別では徳島県(12.30)、香川県(10.97)、宮崎県(10.58)が多い。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では沖縄県(4.41)、宮崎県(4.00)、鹿児島県(3.98)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第50週以降減少が続いている。都道府県別では沖縄県(0.62)、熊本県(0.56)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では岩手県(0.18)、富山県(0.10)、愛媛県(0.08)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では高知県(0.03)、千葉県(0.02)、長野県(0.02)、福岡県(0.02)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では富山県(0.07)、静岡県(0.06)、京都府(0.04)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では福井県(1.05)、大分県(0.75)、宮城県(0.69)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では富山県(1.60)、宮城県(1.58)、長野県(1.55)が多い。
〈第2週コメント〉 1月16日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核309例 |
3類感染症: |
腸管出血性大腸菌感染症8例(有症者7例、うちHUS 1例)
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感染地域:国内8例 国内の感染地域:茨城県2例、群馬県1例、岐阜県1例、岡山県1例、福岡県1例、不明2例 年齢群:6歳(1例)、20代(3例)、50代(1例)、60代(2例)、70代(1例) 血清型・毒素型:O157 VT2(3例)、O26 VT1(1例)、O115 VT2(1例)、O145 VT1(1例)、O157 VT1・VT2(1例)、O157 VT1(1例) 累積報告数:15例(有症者10例、うちHUS 1例.死亡なし)
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腸チフス2例(感染地域:東京都1例、ミャンマー1例) パラチフス2例(感染地域:インド1例、インド/ネパール1例) |
4類感染症: |
E型肝炎2例
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感染地域:国内(都道府県不明)1例_感染源:羊肉 感染地域:韓国1例_感染源:生もの
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A型肝炎1例(感染地域:ネパール)
つつが虫病10例
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感染地域:鹿児島県5例、群馬県2例、宮崎県2例、和歌山県1例
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デング熱3例(感染地域:カンボジア2例、フィリピン1例) 日本紅斑熱1例(感染地域:兵庫県)
レジオネラ症11例(肺炎型11例)
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感染地域:大阪府2例、秋田県1例、群馬県1例、新潟県1例、富山県1例、静岡県1例(温泉)、三重県1例、熊本県1例、国内(都道府県不明)2例 年齢群:50代(3例)、60代(3例)、70代(1例)、80代(3例)、90代以上(1例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢11例(腸管アメーバ症10例、腸管外アメーバ症1例) |
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感染地域:神奈川県1例、新潟県1例、愛知県1例、京都府1例、大阪府1例、国内(都道府県不明)5例、福岡県/タイ/中国/韓国1例 感染経路:性的接触2例(同性間1例、異性間・同性間不明1例)、不明9例
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ウイルス性肝炎3例 |
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B型3例_感染経路:性的接触2例(異性間1例、異性間・同性間不明1例)、不明1例
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急性脳炎6例 |
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インフルエンザウイルスAH3 1例_年齢群:9歳 インフルエンザウイルスA型1例_年齢群:60代 インフルエンザウイルスB型1例_年齢群:10代 アデノウイルス1例_年齢群:1歳 病原体不明2例_年齢群:1歳(1例)、7歳(1例)
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クロイツフェルト・ヤコブ病2例 |
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孤発性プリオン病古典型2例
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劇症型溶血性レンサ球菌感染症4例 |
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年齢群:30代(2例)、80代(2例.うち1例死亡)
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後天性免疫不全症候群16例(AIDS 4例、無症候9例、その他3例) |
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感染地域:国内15例、国内・国外不明1例 感染経路:性的接触14例(異性間4例、同性間10例)、不明2例
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先天性風しん症候群1例 |
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病型:典型例 感染地域:大阪府
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梅毒8例(早期顕症I期1例、早期顕症II期3例、無症候4例)
バンコマイシン耐性腸球菌感染症3例
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遺伝子型:VanC 1例_菌検出検体:血液 遺伝子型:不明2例_菌検出検体:腹水1例、皮膚潰瘍1例
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風しん59例(検査診断例51例、臨床診断例8例)
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感染地域:東京都21例、埼玉県7例、神奈川県5例、千葉県4例、大阪府4例、福島県1例、群馬県1例、愛知県1例、京都府1例、国内(都道府県不明)13例、ベトナム1例 年齢群:1歳(1例)、10~14歳(1例)、15~19歳(2例)、20~24歳(11例)、25~29歳(7例)、30~34歳(9例)、35~39歳(9例)、40代(13例)、50代(5例)、60代(1例) 累積報告数:79例(検査診断例62例、臨床診断例17例)
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麻しん2例〔麻しん(臨床診断例1例)、修飾麻しん(検査診断例1例)〕
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感染地域:京都府1例、国内(都道府県不明)1例 年齢群:2歳(1例)、25~29歳(1例) 累積報告数:3例〔麻しん(臨床診断例2例)、修飾麻しん(検査診断例1例)〕
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

インフルエンザ:定点当たり報告数は第43週以降増加が続いている。都道府県別では群馬県(27.71)、茨城県(25.88)、千葉県(22.52)、栃木県(21.80)、福島県(20.74)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は2,171例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約82%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では宮崎県(1.44)、福岡県(0.89)、熊本県(0.74)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では石川県(4.48)、富山県(3.55)、福井県(3.32)、鳥取県(3.32)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(13.28)、広島県(13.21)、熊本県(12.80)、大分県(12.75)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鹿児島県(4.33)、宮崎県(4.08)、愛媛県(3.73)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では熊本県(0.74)、沖縄県(0.62)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(0.52)、岩手県(0.48)、愛媛県(0.19)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(0.11)、佐賀県(0.05)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では富山県(0.14)、長崎県(0.14)、島根県(0.09)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では山形県(1.57)、福井県(1.27)、岩手県(1.05)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では福島県(4.86)、宮城県(2.42)、岐阜県(2.40)が多い。
〈12月コメント〉 ◆性感染症について 2012年1月11日集計分 性感染症定点数:967 (産婦人科・産科・婦人科:470、泌尿器科:403、皮膚科82、性病科12)
●月別推移 2012年12月の月別定点当たり患者報告数は、性器クラミジア感染症が1.89(男0.92、女0.97)、性器ヘルペスウイルス感染症が0.71(男0.27、女0.43)、尖圭コンジローマが0.46(男0.26、女0.19)、淋菌感染症が0.75(男0.60、女0.15)であった。対象4疾患の中では、男性では性器クラミジア感染症、次いで淋菌感染症が多く、女性では性器クラミジア感染症、次いで性器ヘルペスウイルス感染症が多かった(図1)。
前月に比べると、男性では、性器クラミジア感染症で横ばい、性器ヘルペスウイルス感染症で減少、尖圭コンジローマで横ばい、淋菌感染症で横ばいであった。女性では、性器クラミジア感染症で減少、性器ヘルペスウイルス感染症で減少、尖圭コンジローマで減少、淋菌感染症で減少した(28~31ページ「グラフ総覧」参照)。過去5年間の同時期と比較すると、男性では、性器クラミジア感染症がやや少なく、尖圭コンジローマがやや多く、淋菌感染症がやや少なかった。女性では、性器クラミジア感染症がやや少なく、淋菌感染症がやや少なかった(図2)。
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図1. 各性感染症が総報告数に占める割合(12月) |

●男女別・年齢階級別 年齢群別(0歳、1~4歳、5~69歳は5歳毎、および70歳以上)でみた定点当たり報告数のピークは、男性では、性器クラミジア感染症は25~29歳の年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症は30~34歳の年齢群、尖圭コンジローマは25~34歳の2つの年齢群、淋菌感染症は20~29歳の2つの年齢群であった。女性では、性器クラミジア感染症は20~24歳の年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症は25~29歳の年齢群、尖圭コンジローマは20~29歳の2つの年齢群、淋菌感染症は20~24歳の年齢群であった(図3:PDF参照)。男女ともに4疾患すべてで15~19歳の年齢群の報告があり、女性では10~14歳の性器クラミジア感染症の報告があった。また、性器クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症の3疾患の報告は、男性では60代以上は僅かであり、女性では50代以上は僅かである。しかし、性器ヘルペスウイルス感染症は男女ともに、50代以降の報告も少なくない。この年齢層は再発例が含まれている可能性が以前から指摘されており、2006年4月の届出基準改正により、抗体のみ陽性のものの除外に加えて「明らかな再発例は除外する」ことが明示された。しかし、年齢群分布においての明らかな変化は見られておらず、この基準の周知徹底とともに、遵守されているかの検討なども必要と考える。
年齢群毎にみた定点当たり報告数の男女の比較では、性器クラミジア感染症では15~29歳の3つの年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症では15~39歳、45~49歳、60歳以上の9つの年齢群、尖圭コンジローマでは20~24歳の年齢群という比較的低い年齢層を中心に女性が男性より多く、他の年齢群は同値あるいは男性が多かった。淋菌感染症ではすべての年齢群で男性が女性より多かった。ただし、性感染症定点は泌尿器科系、婦人科系および皮膚科系などの診療科から構成されており、男女の比較については各地域におけるそれらの比率等の影響を受ける可能性がある。
●若年齢層での推移 感染症法が施行された1999年4月以降について、若年層(15~29歳)における各疾患の定点当たり報告数を男女別・月別に(図4:PDF参照)に示した。性器クラミジア感染症は男性では2003年以降減少傾向がみられた後、2009年以降はほぼ横ばいである。女性では2003年以降減少傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいである。性器ヘルペスウイルス感染症は男性では2007年以降減少傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいである。女性では2006年以降減少傾向がみられた後、2009年以降はほぼ横ばいである。尖圭コンジローマは男性では2006年以降減少傾向がみられた後、2011年以降はほぼ横ばいである。女性では2006年以降減少傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいである。淋菌感染症は男性では2003年以降減少傾向がみられた後、2009年以降はほぼ横ばいである。女性では2004年以降減少傾向がみられた後、2007年以降はほぼ横ばいである。前月との比較では、男性では性器クラミジア感染症で減少、性器ヘルペスウイルス感染症で減少、尖圭コンジローマで同値、淋菌感染症で増加であった。女性では性器クラミジア感染症で減少、性器ヘルペスウイルス感染症で同値、尖圭コンジローマで減少、淋菌感染症で同値であった。
◆薬剤耐性菌について (1月11集計分)
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基幹定点数(12月):469. (32~33ページ「グラフ総覧」参照)
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●月別
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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症 3.68(前月3.79、前年同月4.00) 定点当たりの報告数は、例年年間を通じてほぼ一定である。12月は前月より減少し、過去10年間の同月との比較では下位に属した。 ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)感染症 0.64(前月0.72、前年同月0.88) 定点当たりの報告数は、例年春から初夏にかけて(4~6月)と冬(11、12月)に多く、夏(7~9月)に少なく推移していたが、2012年は5~6月の報告数増加が認められていない。12月は前月より減少し、2012年は一年を通じて過去10年間の同月と比較して最も少なかった。 薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症 0.04(前月0.08、前年同月0.07) 定点当たりの報告数は、例年後半が前半に比して多い傾向があったが、2012年は年間を通じてほぼ一定であった。12月は前月より減少し、過去10年間の同月との比較では最も少なかった。 薬剤耐性アシネトバクター(MDRA)感染症 -(前月0.00、前年同月0.00) 今月は報告がなかった。2011年2月の報告開始であるため、傾向の分析や過去との比較は未だ困難である。
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●年齢階級別
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MRSA感染症 高齢者に多く、70歳以上が全体の67%を占めている(図1:PDF参照)。 PRSP感染症 小児と高齢者に多い。5歳未満が全体の50%を占める一方、70歳以上が全体の30%を占めている(図2:PDF参照)。 MDRP感染症 高齢者に多く、70歳以上が全体の75%を占めている(図3:PDF参照)。 MDRA感染症 今月は報告がなかった(図4:PDF参照)。
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●性別:女性を1 として算出した男/女比
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MRSA感染症…男:女=1.6:1 PRSP感染症…男:女=1.3:1 MDRP感染症…男:女=9:1 MDRA感染症…男:女=今月は報告がなかった。
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●都道府県別
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MRSA感染症 定点当たりの報告数は沖縄県(8.71)、愛知県(8.00)、宮崎県(7.71)が多い。 PRSP感染症 定点当たりの報告数は千葉県(2.44)、奈良県(1.83)、長野県(1.55)、大分県(1.55)が多い。 MDRP感染症 報告総数が20例にとどまるため、都道府県別定点当たり報告数の評価は困難である。 MDRA感染症 今月は報告がなかった。
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