IDWR 2013年第35号<発生動向総覧>2013年第35週(2013年8月26日~9月1日) LINEで送るシェアツイート 注意:PDF版よりピックアップして掲載しています。 発生動向総覧〈第35週コメント〉 9月4日集計分◆全数報告の感染症注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。1類感染症:報告なし2類感染症:結核381例3類感染症:細菌性赤痢6例菌種:S. sonnei (D群)6例_感染地域:フィリピン3例、インドネシア2例、中国1例腸管出血性大腸菌感染症173例(有症者103例、うちHUS 3例)感染地域:国内173例国内の多い感染地域:宮崎県18例*、大阪府10例、愛知県9例**、滋賀県9例、山口県9例***、福岡県9例、東京都8例、佐賀県8例#、宮城県6例、福島県6例、北海道5例、岩手県5例、千葉県5例、富山県5例* 保育園における集団感染例を含む(O26 VT1とO103 VT1)** 保育園における集団感染例を含む(O157 VT2)*** 第33週に発生した保育園における集団感染例を含む(O157VT1・VT2)# 2つの保育園における集団感染例を含む(O157 VT2)年齢群:0歳(1例)、1歳(20例)、2歳(13例)、3歳(12例)、4歳(8例)、5歳(5例)、6歳(3例)、7歳(3例)、8歳(1例)、9歳(4例)、10代(23例)、20代(16例)、30代(21例)、40代(9例)、50代(12例)、60代(10例)、70代(10例)、80代(2例)血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(50例)、O26 VT1(38例)、 O157 VT2(29例)、O103 VT1(15例)、O121VT2(11例)、O157 VT不明(6例)、O111 VT1(4例)、O157 VT1(2例)、O26 VT不明(1例)、O103 VT不明(1例)、O111 VT1・VT2(1例)、O115 VT1(1例)、O165 VT2(1例)、その他・不明(13例)累積報告数:2,505例(有症者1,704例、うちHUS 49例.死亡2例)腸チフス1例(感染地域:広島県)パラチフス1例(感染地域:カンボジア)4類感染症:E型肝炎1例(感染地域:青森県_感染源:豚レバー)A型肝炎2例(感染地域:フィリピン1例、インドネシア1例)オウム病1例(感染地域:栃木県_感染源:飼育されていたインコ)重症熱性血小板減少症候群1例感染地域:宮崎県年齢群:80代デング熱11例感染地域:インドネシア6例、マレーシア1例、タイ1例、フィリピン1例、ラオス1例、スリランカ1例日本紅斑熱8例(感染地域:三重県3例、広島県2例、千葉県1例、福岡県1例、長崎県1例)マラリア1例(熱帯熱_感染地域:シエラレオネ)ライム病6例(感染地域:北海道2例、スウェーデン2例、米国1例、カナダ1例) レジオネラ症20例(肺炎型19例、無症状病原体保有者1例)感染地域:兵庫県2例、宮城県1例、福島県1例、千葉県1例、神奈川県1例、富山県1例、山梨県1例、長野県1例、岐阜県1例、愛知県1例、三重県1例、大阪府1例、広島県1例、福岡県1例、宮崎県1例、国内(都道府県不明)4例年齢群:40代(1例)、50代(6例)、60代(6例)、70代(4例)、80代(3例)レプトスピラ症2例感染地域(感染源):山形県1例(田畑での農作業)、沖縄県1例〔河川(レジャーガイド)〕5類感染症:アメーバ赤痢13例(腸管アメーバ症10例、腸管及び腸管外アメーバ症3例)感染地域:大阪府3例、宮城県1例、秋田県1例、群馬県1例、埼玉県1例、石川県1例、兵庫県1例、熊本県1例、国内(都道府県不明)2例、ベトナム/カンボジア1例感染経路:性的接触5例(異性間4例、異性間・同性間不明1例)、経口感染3例、不明5例ウイルス性肝炎2例B型2例_感染経路:性的接触1例(異性間・同性間不明)、不明1例急性脳炎5例病原体不明5例_年齢群:1歳(1例)、2歳(1例)、5歳(1例)、10代(1例)、40代(1例)クロイツフェルト・ヤコブ病4例(孤発性プリオン病古典型4例)劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例〔年齢群:70代(死亡)〕後天性免疫不全症候群19例(AIDS 2例、無症候14例、その他3例)感染地域:国内15例、シンガポール1例、米国1例、国内・国外不明2例感染経路:性的接触17例(異性間5例、同性間11例、異性/同性間1例)、不明2例ジアルジア症3例〔感染地域:東京都1例、国内(都道府県不明)2例〕侵襲性インフルエンザ菌感染症3例(うち肺炎のみ2例、髄膜炎のみ1例_菌検出検体:血液2例、血液・髄液1例)年齢群:5歳(1例)、70代(1例)、80代(1例.死亡)侵襲性肺炎球菌感染症4例(うち肺炎のみ2例_菌検出検体:血液4例)年齢群:60代(1例)、80代(2例)、90代(1例)梅毒24例(早期顕症I期5例、早期顕症II期5例、晩期顕症1例、無症13例)破傷風1例(年齢群:50代)バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:膿)風しん55例(検査診断例46例、臨床診断例9例)感染地域:東京都14例、兵庫県6例、大阪府5例、三重県3例、福岡県3例、埼玉県2例、神奈川県2例、愛知県2例、鹿児島県2例、北海道1例、千葉県1例、岐阜県1例、京都府1例、高知県1例、長崎県1例、国内(都道府県不明)10例年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、3歳(1例)、5~9歳(2例)、10~14歳(1例)、15~19歳(2例)、20~24歳(9例)、25~29歳(7例)、30~34歳(7例)、35~39歳(5例)、40代(10例)、50代(7例)、60代(2例)累積報告数:13,937例(検査診断例9,568例、臨床診断例4,369例)麻しん3例〔麻しん(検査診断例3例)〕感染地域:愛知県2例、神奈川県1例年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、40代(1例)累積報告数:191例〔麻しん(検査診断例77例、臨床診断例57例)、修飾麻しん57例〕(補)他に細菌性赤痢1例の報告があったが削除予定。また、2012年第35週から2013年第34週までに診断されたものの報告遅れとして、細菌性赤痢2例(感染地域:インド1例、フィリピン1例)、E型肝炎1例(感染地域:埼玉県_感染源:不明)、日本紅斑熱4例(感染地域:三重県3例、和歌山県1例)、急性脳炎1例(EBウイルス_年齢群:6歳)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(50代)、先天性風しん症候群1例(典型例_感染地域:神奈川県)などの報告があった。◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。インフルエンザ:定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.62)、京都府(0.12)、岐阜県(0.09)である。小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は2,004例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約76%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は大分県(2.67)、佐賀県(2.52)、宮崎県(1.78)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は鳥取県(2.37)、山口県(1.47)、長野県(1.37)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(7.22)、熊本県(5.60)、島根県(5.39)である。水痘の定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は徳島県(1.17)、沖縄県(0.76)、福岡県(0.65)である。手足口病の定点当たり報告数は横ばいであったが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は新潟県(12.21)、長野県(10.83)、北海道(8.23)である。伝染性紅斑の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は富山県(0.48)、宮城県(0.22)、新潟県(0.20)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.09)、福井県(0.05)、山梨県(0.04)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は新潟県(4.67)、青森県(4.10)、山形県(3.77)である。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は福井県(1.36)、岩手県(0.77)、福島県(0.64)である。基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は佐賀県(1.17)、石川県(1.00)、青森県(0.83)である。