IDWR 2013年第38号<発生動向総覧>2013年第38週(2013年9月16日~9月22日) LINEで送るシェアツイート 注意:PDF版よりピックアップして掲載しています。 発生動向総覧〈第38週コメント〉 9月25日集計分◆全数報告の感染症注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。1類感染症:報告なし2類感染症:結核317例3類感染症:細菌性赤痢4例菌種:S. flexneri (B群)1例_感染地域:バングラデシュS. sonnei (D群)3例(うち性的接触1例)_感染地域:東京都1例、中国1例、インド1例腸管出血性大腸菌感染症99例(有症者55例、うちHUS 4例)感染地域:国内98例、ベトナム1例国内の多い感染地域:東京都20例*、福岡県8例、大阪府7例、青森県5例、山形県4例、京都府4例、宮城県3例、福島県3例、岐阜県3例、愛知県3例*** 第37週に報告された保育園における集団感染例を含む(O26 VT2)** 第37週に報告された保育園における集団感染例を含む(O26 VT1)年齢群:0歳(1例)、1歳(9例)、2歳(4例)、3歳(6例)、4歳(2例)、5歳(8例)、6歳(4例)、7歳(1例)、8歳(4例)、9歳(1例)、10代(16例)、20代(14例)、30代(10例)、40代(4例)、50代(4例)、60代(3例)、70代(4例)、80代(4例)血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(26例)、O26 VT1(20例)、O157 VT2(15例)、O26 VT2(10例)、O103 VT1(6例)、O157 VT1(6例)、O121 VT2(3例)、O26 VT1・VT2(1例)、O26 VT不明(1例)、O111 VT1(1例)、O136 VT2(1例)、O145 VT1(1例)、O146 VT2(1例)、O157 VT不明(1例)、O165 VT2(1例)、その他・不明(5例)累積報告数:3,088例(有症者2,045例、うちHUS 62例.死亡4例)腸チフス2例(感染地域:神奈川県1例、岡山県1例)4類感染症:E型肝炎2例〔感染地域(感染源):北海道1例(豚肉)、東京都1例(不明)〕A型肝炎1例(感染地域:和歌山県)チクングニア熱1例(感染地域:インドネシア)デング熱9例感染地域:タイ4例、フィリピン3例、ミャンマー1例、バングラデシュ1例日本紅斑熱5例(感染地域:広島県2例、千葉県1例、三重県1例、和歌山県1例)マラリア2例(熱帯熱2例_感染地域:ナイジェリア1例、ウガンダ1例) レジオネラ症30例(肺炎型30例.うち1例死亡)感染地域:神奈川県3例、福岡県3例、岩手県2例、宮城県2例、群馬県2例、埼玉県2例、大阪府2例、秋田県1例、山形県1例、茨城県1例、千葉県1例、新潟県1例、石川県1例、長野県1例、国内(都道府県不明)5例、韓国1例、インドネシア1例年齢群:40代(1例)、50代(5例)、60代(10例)、70代(7例)、80代(5例)、90代(2例)レプトスピラ症3例感染地域(感染源):鹿児島県1例(河川の疑い)、沖縄県1例(カヌー等の活動)、タイ1例(タイの海岸疑い)5類感染症:アメーバ赤痢12例(腸管アメーバ症12例)感染地域:大阪府2例、宮城県1例、福島県1例、岐阜県1例、広島県1例、国内(都道府県不明)5例、パラオ1例感染経路:性的接触2例(同性間1例、異性間・同性間不明1例)、経口感染2例、不明8例ウイルス性肝炎2例(B型2例_感染経路:不明2例)クロイツフェルト・ヤコブ病2例孤発性プリオン病2例(古典型1例、その他1例)劇症型溶血性レンサ球菌感染症3例年齢群:60代(1例)、70代(2例)後天性免疫不全症候群17例(AIDS 3例、無症候13例、その他1例)感染地域:国内15例、中国/タイ1例、国内・国外不明1例(死亡)感染経路:性的接触15例(異性間2例、同性間13例)、不明2例ジアルジア症2例(感染地域:インド2例)侵襲性インフルエンザ菌感染症2例(うち肺炎のみ1例_菌検出検体:血液2例)年齢群:0歳(1例)、80代(1例)侵襲性肺炎球菌感染症4例(うち肺炎のみ1例_菌検出検体:血液4例)年齢群:50代(2例)、60代(1例)、70代(1例)梅毒15例(早期顕症I期4例、早期顕症II期7例、無症候4例)風しん28例(検査診断例18例、臨床診断例10例)感染地域:東京都5例、愛知県4例、神奈川県3例、大阪府2例、宮城県1例、埼玉県1例、兵庫県1例、佐賀県1例、国内(都道府県不明)10例年齢群:5~9歳(1例)、15~19歳(2例)、20~24歳(3例)、25~29歳(5例)、30~34歳(6例)、35~39歳(3例)、40代(5例)、50代(2例)、60代(1例)累積報告数:14,077例(検査診断例9,664例、臨床診断例4,413例)麻しん1例(修飾麻しん)感染地域:国内(都道府県不明)年齢群:35~39歳累積報告数:206例〔麻しん(検査診断例85例、臨床診断例60例)、修飾麻しん61例〕(補)2012年第38週から2013年第37週までに診断されたものの報告遅れとして、細菌性赤痢2例〔菌種:S. flexneri (B群)1例_感染地域:インド.菌種:S. sonnei (D群)1例_感染地域:インド〕、日本紅斑熱2例(感染地域:広島県2例)、マラリア3例(熱帯熱3例_感染地域:ニジェール1例、ガーナ1例、赤道ギニア1例)、急性脳炎2例〔病原体不明2例_年齢群:1歳(1例)、10代(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(30代)、侵襲性髄膜炎菌感染症1例〔感染地域:国内(都道府県不明)_年齢群:40代〕などの報告があった。◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。インフルエンザ:定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.74)、島根県(0.26)、静岡県(0.09)である。小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は3,377例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約75%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は宮崎県(1.83)、佐賀県(1.61)、長崎県(1.32)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は鳥取県(1.95)、長野県(1.38)、福井県(1.36)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(6.53)、島根県(5.83)、熊本県(4.78)である。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は宮崎県(1.47)、島根県(1.09)、福井県(1.05)である。手足口病の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は新潟県(9.23)、北海道(8.84)、岩手県(5.35)である。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は富山県(0.52)、岩手県(0.20)、新潟県(0.13)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は鳥取県(0.16)、沖縄県(0.12)、広島県(0.06)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は新潟県(1.95)、北海道(1.83)、青森県(1.71)である。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は福井県(2.09)、高知県(1.00)、福岡県(0.58)である。基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位2位は青森県(1.17)、宮城県(1.17)、佐賀県(1.00)である。