IDWR 2013年第40号<発生動向総覧>2013年第40週(2013年9月30日~10月6日) LINEで送るシェアツイート 注意:PDF版よりピックアップして掲載しています。 発生動向総覧〈第40週コメント〉 10月9日集計分◆全数報告の感染症注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。1類感染症:報告なし2類感染症:結核382例3類感染症:細菌性赤痢3例菌種:S. flexneri (B群)1例_感染地域:バングラデシュ/インド/ネパール/パキスタンS. sonnei (D群)2例_感染地域:インドネシア2例腸管出血性大腸菌感染症74例(有症者62例、うちHUS 4例)感染地域:国内73例、モンゴル1例国内の多い感染地域:千葉県7例、東京都5例、神奈川県5例、富山県5例、愛知県5例、兵庫県4例、埼玉県3例、大阪府3例年齢群:1歳(2例)、2歳(4例)、3歳(2例)、4歳(5例)、5歳(3例)、6歳(2例)、7歳(1例)、8歳(3例)、9歳(2例)、10代(10例)、20代(17例)、30代(6例)、40代(6例)、50代(1例)、60代(5例)、70代(3例)、80代(1例)、90代(1例)血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(29例)、O157 VT2(20例)、O26 VT1(7例)、O157 VT1(4例)、O103 VT1(3例)、O26 VT不明(2例)、O157 VT不明(2例)、O91 VT1(1例)、O91 VT2(1例)、その他・不明(5例)累積報告数:3,288例(有症者2,172例、うちHUS 70例.死亡4例)腸チフス2例(感染地域:インドネシア1例、インド/タイ1例)パラチフス1例(感染地域:インドネシア)4類感染症:E型肝炎2例〔感染地域(感染源):東京都1例(鯨)、福岡県1例(猪肉)〕A型肝炎2例(感染地域:静岡県1例、タイ1例)Q熱1例(感染地域:大分県)デング熱8例(デング熱7例、無症状病原体保有者1例)感染地域:フィリピン3例、インド2例、インドネシア2例、タイ1例日本紅斑熱6例感染地域:広島県2例、和歌山県1例、熊本県1例、鹿児島県1例、国内(都道府県不明)1例日本脳炎2例感染地域:京都府1例、岡山県1例年齢群:60代(1例)、70代(1例)マラリア1例(病型不明_感染地域:パキスタン)類鼻疽1例(感染地域:フィリピン_感染源:不明) レジオネラ症16例(肺炎型14例、ポンティアック型1例、無症状病原体保有者1例)感染地域:神奈川県3例、大阪府3例、北海道1例、秋田県1例、埼玉県1例、千葉県1例、石川県1例、愛知県1例、岡山県1例、福岡県1例、国内(都道府県不明)1例、国内・国外不明1例年齢群:30代(1例)、40代(2例)、50代(3例)、60代(4例)、70代(4例)、80代(1例)、90代(1例)レプトスピラ症1例(感染地域:宮崎県_感染源:不明)5類感染症:アメーバ赤痢11例(腸管アメーバ症11例)感染地域:北海道1例、群馬県1例、千葉県1例、愛知県1例、愛媛県1例、宮崎県1例、国内(都道府県不明)3例、タイ1例、インドネシア1例感染経路:経口感染4例、不明7例ウイルス性肝炎2例B型2例_感染経路:性的接触1例(異性間・同性間不明)、ひげ剃り1例急性脳炎3例単純ヘルペスウイルス1例_年齢群:60代エンテロウイルス属1例_年齢群:60代病原体不明1例_年齢群:70代クロイツフェルト・ヤコブ病2例孤発性プリオン病古典型2例劇症型溶血性レンサ球菌感染症3例年齢群:60代(2例)、70代(1例.死亡)後天性免疫不全症候群17例(AIDS 7例、無症候8例、その他2例)感染地域:国内12例、ブラジル1例、ペルー1例、国内・国外不明3例感染経路:性的接触15例(異性間4例、同性間9例、異性/同性間2例)、輸血1例(国外)、不明1例ジアルジア症1例(感染地域:大阪府)侵襲性インフルエンザ菌感染症1例(肺炎、髄膜炎なし_菌検出検体:血液)年齢群:60代侵襲性肺炎球菌感染症6例(うち肺炎のみ2例_菌検出検体:血液6例)年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、2歳(1例)、60代(2例.うち1例死亡)、80代(1例)先天性風しん症候群1例病型:典型例感染地域:大阪府累積報告数:16例梅毒17例(早期顕症I期4例、早期顕症II期4例、晩期顕症2例、無症候7例)破傷風3例〔年齢群:60代(1例)、70代(1例)、80代(1例)〕バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:便) 風しん25例(検査診断例17例、臨床診断例8例)感染地域:東京都6例、千葉県4例、大阪府3例、栃木県1例、神奈川県1例、愛知県1例、岡山県1例、愛媛県1例、高知県1例、福岡県1例、佐賀県1例、熊本県1例、国内(都道府県不明)3例年齢群:1歳(1例)、4歳(1例)、10~14歳(1例)、15~19歳(1例)、20~24歳(1例)、25~29歳(3例)、30~34歳(5例)、35~39歳(3例)、40代(7例)、50代(2例)累積報告数:14,145例(検査診断例9,717例、臨床診断例4,428例)(補)2012年第40週から2013年第39週までに診断されたものの報告遅れとして、パラチフス1例(感染地域:インド)、日本紅斑熱1例(感染地域:三重県)、レプトスピラ症1例(感染地域:沖縄県_感染源:水系感染)、急性脳炎6例〔コクサッキーウイルスA群6型1例_年齢群:0歳.水痘帯状疱疹ウイルス1例_年齢群:40代.サイトメガロウイルス1例_年齢群:0歳.病原体不明3例_年齢群:8歳(1例)、40代(2例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(60代)、先天性風しん症候群1例(典型例_感染地域:埼玉県)、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:VanC_菌検出検体:血液)などの報告があった。◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。インフルエンザ:定点当たり報告数は第37週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(1.00)、栃木県(0.21)、島根県(0.16)である。小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は3,248例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約74%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は宮崎県(1.42)、熊本県(0.98)、大分県(0.92)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は山形県(1.90)、長野県(1.85)、山口県(1.81)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は宮崎県(7.50)、大分県(6.86)、茨城県(6.03)である。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位2位は新潟県(1.11)、長崎県(1.11)、宮崎県(1.11)、鹿児島県(0.84)である。手足口病の定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は北海道(4.96)、鹿児島県(3.69)、山形県(3.43)である。伝染性紅斑の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別の上位3位は岩手県(0.28)、宮城県(0.26)、新潟県(0.13)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(0.08)、長崎県(0.07)、岡山県(0.04)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は北海道(1.33)、秋田県(0.71)、宮城県(0.69)である。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は福井県(1.05)、高知県(1.00)、福島県(0.96)である。基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は青森県(2.00)、富山県(1.20)、岩手県(1.16)である。