IDWR 2013年第42号<発生動向総覧>2013年第42週(2013年10月14日~10月20日) LINEで送るシェアツイート 注意:PDF版よりピックアップして掲載しています。 発生動向総覧 〈第41週コメント〉 10月23日集計分 ◆全数報告の感染症 注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。 注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。 1類感染症: 報告なし 2類感染症: 結核340例 3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症63例(有症者41例、うちHUS 1例) 感染地域:国内63例国内の多い感染地域:神奈川県10例*、福岡県4例、熊本県4例、千葉県3例、大阪府3例、北海道2例、青森県2例、宮城県2例、群馬県2例、東京都2例、富山県2例、愛知県2例、滋賀県2例、兵庫県2例、長崎県2例* 第41週に報告された飲食店における食中毒患者を含む(O157 VT2)年齢群:1歳(2例)、2歳(3例)、4歳(3例)、5歳(2例)、6歳(5例)、7歳(1例)、8歳(2例)、9歳(1例)、10代(6例)、20代(5例)、30代(6例)、40代(5例)、50代(8例)、60代(6例)、70代(5例)、80代(3例)血清型・毒素型:O157 VT2(16例)、O157 VT1・VT2(14例)、O26 VT1(13例)、O157 VT1(4例)、O157 VT不明(3例)、O103 VT1(2例)、O121 VT2(2例)、O26 VT1・VT2(1例)、O111 VT1(1例)、O126 VT1(1例)、O145 VT不明(1例)、その他・不明(5例)累積報告数:3,450例(有症者2,288例、うちHUS 72例.死亡4例) 腸チフス3例(感染地域:東京都1例、神奈川県1例、インドネシア1例) 4類感染症: E型肝炎3例 感染地域(感染源):北海道1例(肉・詳細不明)、埼玉県1例(不明)、国内(都道府県不明)1例(不明) A型肝炎1例(感染地域:ウズベキスタン)つつが虫病5例〔感染地域:静岡県3例、岐阜県1例、国外(国不明)1例〕 デング熱7例 感染地域:マレーシア1例、タイ1例、シンガポール1例、インド1例、インドネシア1例、ウガンダ1例、マレーシア/カンボジア1例 日本紅斑熱3例(感染地域:広島県2例、鹿児島県1例) 日本脳炎1例 感染地域:徳島県年齢群:70代 マラリア2例(熱帯熱2例_感染地域:カメルーン1例、パプアニューギニア1例) レジオネラ症20例(肺炎型20例) 感染地域:栃木県3例、岩手県2例、岐阜県2例、愛知県2例、茨城県1例、埼玉県1例、東京都1例、新潟県1例、富山県1例、三重県1例、兵庫県1例、山口県1例、福岡県1例、熊本県1例、国内(都道府県不明)1例年齢群:20代(1例)、40代(2例)、50代(3例)、60代(9例)、70代(5例) レプトスピラ症1例(感染地域:タイ_感染源:河川でのトレッキング) 5類感染症: アメーバ赤痢11例(腸管アメーバ症7例、腸管外アメーバ症3例、腸管及び腸管外アメーバ症1例) 感染地域:宮城県1例、埼玉県1例、京都府1例、大阪府1例、熊本県1例、沖縄県1例、国内(都道府県不明)3例、タイ/モルディブ1例、イタリア/ドイツ1例感染経路:性的接触2例(異性間2例)、経口感染/性的接触(異性間)1例、経口感染2例、不明6例 ウイルス性肝炎3例 B型3例_感染経路:性的接触3例(異性間2例、同性間1例) 急性脳炎1例 ヒトヘルペスウイルス6型_年齢群:1歳 クリプトスポリジウム症1例 感染地域:東京都 クロイツフェルト・ヤコブ病3例 孤発性プリオン病古典型3例 後天性免疫不全症候群14例(AIDS 2例、無症候10例、その他2例) 感染地域:国内12例、国内/タイ1例、国内・国外不明1例感染経路:性的接触12例(異性間1例、同性間11例)、不明2例 侵襲性インフルエンザ菌感染症1例(菌検出検体:血液) 年齢群:9歳 侵襲性肺炎球菌感染症9例(菌検出検体:血液7例、血液・髄液2例) 年齢群:0歳(2例)、1歳(1例)、3歳(1例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(1例)、60代(2例) 梅毒20例(早期顕症I期3例、早期顕症II期10例、無症候7例)破傷風1例(年齢群:60代) 風しん20例(検査診断例11例、臨床診断例9例) 感染地域:愛知県5例、東京都3例、神奈川県3例、大阪府2例、長野県1例、熊本県1例、国内(都道府県不明)4例、国内・国外不明1例年齢群:10~14歳(1例)、20~24歳(3例)、25~29歳(3例)、30~34歳(4例)、35~39歳(4例)、40代(4例)、50代(1例)累積報告数:14,201例(検査診断例9,755例、臨床診断例4,446例) 麻しん2例〔麻しん(臨床診断2例)〕 感染地域:神奈川県1例、ベトナム1例年齢群:0歳(2例)累積報告数:209例〔麻しん(検査診断例86例、臨床診断例61例)、修飾麻しん62例〕 (補)2012年第42週から2013年第41週までに診断されたものの報告遅れとして、腸チフス1例(感染地域:インド)、E型肝炎2例〔感染地域(感染源):千葉県1例(不明)、愛知県1例(生焼けの豚肉)〕、日本紅斑熱2例(感染地域:広島県2例)、急性脳炎2例〔ムンプスウイルス1例_年齢群:20代.病原体不明1例_年齢群:2歳〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(80代.死亡)、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:血液)などの報告があった。 ◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの) 全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。 インフルエンザ:定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.52)、静岡県(0.12)、和歌山県(0.08)、島根県(0.08)である。今週よりコメントを開始する基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスについては報告数は1例であった。都道府県別では沖縄県で、年齢別では5歳未満であった。 小児科定点報告疾患(主なもの):RSウイルス感染症の報告数は3,272例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約72%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は宮崎県(1.61)、島根県(1.09)、長崎県(1.02)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は山口県(1.70)、新潟県(1.48)、長野県(1.41)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は宮崎県(9.08)、福岡県(5.88)、大分県(5.86)である。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は新潟県(1.26)、富山県(1.07)、佐賀県(0.96)である。手足口病の定点当たり報告数は第38週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は鹿児島県(4.22)、北海道(3.13)、山形県(2.67)である。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.09)、新潟県(0.07)、大分県(0.06)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は富山県(0.52)、北海道(0.51)、宮崎県(0.44)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎のの定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は富山県(1.60)、青森県(1.50)、宮城県(1.17)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は第42週から報告が開始された。都道府県別では東京都と兵庫県から1例ずつ報告があった。