IDWR 2013年第43号<発生動向総覧>2013年第43週(2013年10月21日~10月27日) LINEで送るシェアツイート 注意:PDF版よりピックアップして掲載しています。 発生動向総覧〈第43週コメント〉 10月30日集計分◆全数報告の感染症注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。 1類感染症: 報告なし 2類感染症: 結核394例 3類感染症: 細菌性赤痢1例 菌種:S. sonnei(D群)_感染地域:ウズベキスタン 腸管出血性大腸菌感染症63例(有症者44例、うちHUS 2例) 感染地域:国内63例国内の多い感染地域:東京都13例、埼玉県5例、千葉県4例、福岡県4例、長崎県4例、熊本県3例、群馬県2例、岡山県2例、鹿児島県2例年齢群:1歳(2例)、2歳(6例)、3歳(2例)、4歳(2例)、5歳(3例)、8歳(1例)、9歳(1例)、10代(11例)、20代(13例)、30代(8例)、40代(3例)、50代(5例)、60代(5例)、70代(1例)血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(18例)、O157 VT2(16例)、O26 VT1(12例)、O157 VT1(4例)、O103 VT1(2例)、O111 VT1(2例)、O157 VT不明(2例)、O128 VT1(1例)、O146 VT2(1例)、その他・不明(5例)累積報告数:3,538例(有症者2,350例、うちHUS 76例.死亡4例) 腸チフス3例(感染地域:東京都1例、神奈川県1例、インドネシア1例)パラチフス1例(感染地域:インド) 4類感染症: E型肝炎1例(感染地域:中国_感染源:不明) A型肝炎1例 感染地域:国内(都道府県不明)1例、インドネシア/シンガポール/マレーシア2例 重症熱性血小板減少症候群1例 感染地域:広島県年齢群:60代 つつが虫病6例(感染地域:福島県3例、青森県1例、岐阜県1例、長崎県1例)デング熱3例(感染地域:インド2例、フィリピン1例)日本紅斑熱8例(感染地域:和歌山県5例、三重県2例、広島県1例) レジオネラ症33例(肺炎型31例、ポンティアック型2例) 感染地域:新潟県3例、富山県3例、石川県2例、静岡県2例、愛知県2例、滋賀県2例、青森県1例、岩手県1例、山形県1例、茨城県1例、栃木県1例、群馬県1例、埼玉県1例、東京都1例、岐阜県1例、大阪府1例、奈良県1例、福岡県1例、沖縄県1例、国内(都道府県不明)6例年齢群:30代(1例)、40代(5例)、50代(5例)、60代(11例)、70代(8例)、80代(2例)、90代(1例) レプトスピラ症1例(感染地域:静岡県_感染源:河川) 5類感染症: アメーバ赤痢18例(腸管アメーバ症18例) 感染地域:宮城県2例、栃木県1例、千葉県1例、東京都1例、静岡県1例、香川県1例、福岡県1例、佐賀県1例(死亡)、国内(都道府県不明)8例、国内・国外不明1例感染経路:性的接触5例(異性間2例、同性間2例、異性間・同性間不明1例)、経口感染3例、不明10例 ウイルス性肝炎2例 B型2例_感染経路:性的接触1例(同性間)、不明1例 急性脳炎2例 ヒトヘルペスウイルス6型1例_年齢群:1歳病原体不明1例_年齢群:8歳 クリプトスポリジウム症1例 感染地域:東京都 劇症型溶血性レンサ球菌感染症5例 年齢群:50代(2例.うち1例死亡)、60代(3例) 後天性免疫不全症候群18例(AIDS 4例、無症候14例) 感染地域:国内15例、韓国1例、国内・国外不明2例感染経路:性的接触17例(異性間6例、同性間11例)、不明1例 ジアルジア症1例(感染地域:広島県) 侵襲性インフルエンザ菌感染症1例(菌検出検体:血液) 年齢群:60代 侵襲性髄膜炎菌感染症1例(菌検出検体:血液) 感染地域:宮崎県年齢群:80代 侵襲性肺炎球菌感染症15例(菌検出検体:血液14例、血液・髄液1例) 年齢群:0歳(3例)、1歳(3例)、2歳(1例)、60代(3例)、70代(3例.うち1例死亡)、80代(2例) 先天性風しん症候群2例 病型:典型例1例、その他1例感染地域:東京都2例累積報告数:19例 梅毒21例(早期顕症I期3例、早期顕症II期13例、無症候5例)破傷風2例〔年齢群:60代(2例)〕 風しん14例(検査診断例12例、臨床診断例2例) 感染地域:東京都6例、愛知県4例、神奈川県1例、新潟県1例、長野県1例、国内(都道府県不明)1例年齢群:2歳(1例)、10~14歳(1例)、15~19歳(1例)、20~24歳(1例)、25~29歳(1例)、35~39歳(6例)、40代(2例)、50代(1例)累積報告数:14,218例(検査診断例9,769例、臨床診断例4,449例) 麻しん1例〔麻しん(検査診断例)〕 感染地域:インドネシア/マレーシア年齢群:50代累積報告数:208例〔麻しん(検査診断例86例、臨床診断例60例)、修飾麻しん62例〕 (補)2012年第43週から2013年第42週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎1例(感染地域:群馬県_感染源:不明)、日本紅斑熱2例(感染地域:三重県1例、高知県1例)、マラリア1例(熱帯熱_感染地域:ナイジェリア)、急性脳炎5例〔ヒトヘルペスウイルス6型1例_年齢群:0歳.病原体不明4例_年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、5歳(1例)、8歳(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例〔50代(1例)、80代(1例)〕、先天性風しん症候群1例(典型例_感染地域:東京都)などの報告があった。 ◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。インフルエンザ:定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.69)、佐賀県(0.31)、静岡県(0.30)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は8例と前週と比較して増加した。都道府県別では岩手県(2例)、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、徳島県、佐賀県から各1例、年齢別では10歳未満(3例)、10代(1例)、20代(1例)、50代(2例)、80歳以上(1例)であった。小児科定点報告疾患(主なもの):RSウイルス感染症の報告数は3,702例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約73%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は宮崎県(1.47)、島根県(1.13)、長崎県(1.07)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は北海道(2.32)、山口県(2.26)、鳥取県(2.11)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は宮崎県(12.53)、長崎県(7.45)、大分県(7.14)である。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は新潟県(1.16)、北海道(1.07)、岩手県(1.05)である。手足口病の定点当たり報告数は第38週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は鹿児島県(3.87)、佐賀県(2.78)、福井県(2.77)である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位2位は沖縄県(0.09)、千葉県(0.03)、神奈川県(0.03)、高知県(0.03)、大分県(0.03)、宮崎県(0.03)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は富山県(0.45)、秋田県(0.43)、福井県(0.41)である。 基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は青森県(1.83)、岩手県(1.63)、富山県(1.60)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は第42週から報告が開始された。今週、都道府県別では山口県から1例報告があった。