発生動向総覧
〈第1週コメント〉 1月9日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核35例 |
3類感染症: |
腸管出血性大腸菌感染症2例(有症者2例、うちHUS なし) |
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感染地域:国内2例 国内の感染地域:北海道1例、大阪府1例 年齢群:1歳(1例)、2歳(1例) 血清型・毒素型:O63 VT2(1例)、O157 VT1・VT2(1例) 累積報告数:2例(有症者2例、うちHUS なし.死亡なし)
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4類感染症: |
つつが虫病4例(感染地域:鹿児島県2例、福島県1例、千葉県1例) デング熱1例(感染地域:ベトナム) マラリア1例(熱帯熱_感染地域:モザンビーク)
レジオネラ症12例(肺炎型12例) |
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感染地域:東京都2例、群馬県1例、埼玉県1例、千葉県1例、神奈川県1例、岐阜県1例、兵庫県1例、福岡県1例、国内(都道府県不明)2例、東京都/トルコ1例 年齢群:40代(1例)、50代(3例)、60代(2例)、80代(5例)、90代(1例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢1例(腸管アメーバ症) |
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感染地域:国内(都道府県不明) 感染経路:不明
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ウイルス性肝炎1例 |
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B型_感染経路:性的接触(異性間)
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急性脳炎2例 |
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病原体不明2例_年齢群:2歳(1例)、5歳(1例)
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クロイツフェルト・ヤコブ病1例(遺伝性プリオン病家族性)
後天性免疫不全症候群2例(AIDS 1例、無症候1例) |
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感染地域:国内1例、タイ1例 感染経路:性的接触2例(異性間1例、同性間1例)
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侵襲性インフルエンザ菌感染症6例(菌検出検体:血液5例、血液・髄液1例) |
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年齢群:1歳(1例)、30代(1例)、60代(1例)、80代(2例)、90代(1例)
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侵襲性髄膜炎菌感染症1例(菌検出検体:血液・髄液) |
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感染地域:東京都 年齢群:60代
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侵襲性肺炎球菌感染症13例(菌検出検体:血液10例、血液・髄液2例、髄液1例) |
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年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、2歳(2例)、4歳(1例)、9歳(1例)、60代(1例)、70代(3例)、80代(1例)、90代(2例)
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梅毒2例(早期顕症I期2例) 破傷風2例〔年齢群:60代(2例)〕
風しん2例(検査診断例1例、臨床診断例1例) |
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感染地域:神奈川県1例、国内(都道府県不明)1例 年齢群:4歳(1例)、40代(1例) 累積報告数:2例(検査診断例1例、臨床診断例1例)
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麻しん3例〔麻しん(検査診断例2例、臨床診断例1例)〕 |
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感染地域:京都府1例、フィリピン2例 年齢群:0歳(1例)、20~24歳(1例)、25~29歳(1例) 累積報告数:3例〔麻しん(検査診断例2例、臨床診断例1例)〕
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(補)2013年第1週から2013年第52週までに診断されたものの報告遅れとして、細菌性赤痢1例〔菌種:S. sonnei (D群)_感染地域:ミャンマー〕、E型肝炎1例(感染地域:東京都_感染源:不明)などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

インフルエンザ:定点当たり報告数は第43週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(13.10)、岐阜県(8.17)、高知県(6.50)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は162例と前週と比較して増加した。都道府県別では42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(9例)、1~9歳(38例)、10代(10例)、20代(6例)、30代(7例)、40代(2例)、50代(7例)、60代(12例)、70代(32例)、80歳以上(39例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの):RSウイルス感染症の報告数は1,694例と3週連続で減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約82%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は鹿児島県(1.04)、島根県(0.96)、宮崎県(0.72)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は茨城県(1.33)、山口県(1.21)、大分県(1.06)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は茨城県(13.04)、徳島県(12.04)、香川県(9.90)である。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は宮崎県(2.83)、茨城県(2.56)、鹿児島県(2.24)である。手足口病の定点当たり報告数は第45週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は鹿児島県(0.80)、熊本県(0.38)、宮崎県(0.36)である。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では沖縄県(0.03)、岐阜県(0.02)から報告があった。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第31週以降減少が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(0.15)、愛媛県(0.05)、岡山県(0.04)、鹿児島県(0.04)である。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は岐阜県(0.60)、岩手県(0.53)、福島県(0.43)、沖縄県(0.43)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は増加した。都道府県別では21都道県から33例報告があり、年齢別では0歳(5例)、1~4歳(14例)、5~9歳(4例)、10代(2例)、20代(1例)、30代(3例)、40代(1例)、60代(1例)、70歳以上(2例)であった。
発生動向総覧
〈第2週コメント〉 1月15日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
注意:感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核356例 |
3類感染症: |
細菌性赤痢2例
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菌種:S. flexneri (B群)1例_感染地域:神奈川県 S. sonnei (D群)1例_感染地域:インド |
腸管出血性大腸菌感染症6例(有症者5例、うちHUS なし) |
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感染地域:国内5例、韓国1例 国内の感染地域:茨城県2例、北海道1例、宮崎県1例、不明1例 年齢群:9歳(1例)、20代(1例)、40代(2例)、50代(1例)、70代(1例) 血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(2例)、O157 VT2(2例)、O91 VT1(1例)、O111 VT1(1例) 累積報告数:8例(有症者7例、うちHUS なし.死亡なし) |
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4類感染症: |
E型肝炎1例〔感染地域:国内(都道府県不明)_感染源:豚レバー〕 A型肝炎2例(感染地域:カンボジア1例、タイ/カンボジア1例) オウム病1例(感染地域:東京都_感染源:飼育している鳩の可能性)
つつが虫病7例
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感染地域:鹿児島県4例、千葉県1例、静岡県1例、宮崎県1例
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デング熱2例(感染地域:インドネシア1例、フィリピン1例) マラリア1例(熱帯熱_感染地域:ブルンジ)
レジオネラ症20例(肺炎型20例) |
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感染地域:宮城県2例、神奈川県2例、岐阜県2例、岩手県1例、栃木県1例、千葉県1例、東京都1例、新潟県1例、富山県1例、石川県1例、福井県1例、長野県1例、三重県1例、岡山県1例、香川県1例、鹿児島県1例、トルコ1例 年齢群:40代(1例)、50代(1例)、60代(4例)、70代(6例)、80代(6例)、90代(2例)
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レプトスピラ症1例(感染地域:インドネシア_感染源:水系感染の疑い) |
5類感染症: |
アメーバ赤痢11例(腸管アメーバ症6例、腸管外アメーバ症4例、腸管及び腸管外アメーバ症1例) |
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感染地域:福島県2例、大阪府2例、広島県1例、福岡県1例、国内(都道府県不明)4例、フィリピン1例 感染経路:性的接触6例(異性間1例、同性間5例)、経口感染3例、不明2例
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ウイルス性肝炎1例 |
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B型_感染経路:性的接触(異性間・同性間不明)
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急性脳炎4例 |
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インフルエンザウイルスA型2例_年齢群:7歳(1例)、9歳(1例.死亡) 単純ヘルペスウイルス1例_年齢群:40代 病原体不明1例_年齢群:4歳
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クリプトスポリジウム症1例(感染地域:東京都)
クロイツフェルト・ヤコブ病2例 |
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遺伝性プリオン病家族性1例 遺伝性プリオン病ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病1例(死亡)
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劇症型溶血性レンサ球菌感染症3例 |
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年齢群:40代(1例.死亡)、60代(2例.うち1例死亡)
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後天性免疫不全症候群13例(AIDS 2例、無症候10例、その他1例) |
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感染地域:国内10例、不明3例 感染経路:性的接触9例(同性間9例)、不明4例
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侵襲性インフルエンザ菌感染症4例(菌検出検体:血液4例) |
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年齢群:0歳(1例)、30代(1例)、60代(2例)
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侵襲性髄膜炎菌感染症1例(菌検出検体:脳組織) |
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感染地域:国内(都道府県不明) 年齢群:20代(死亡)
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侵襲性肺炎球菌感染症43例(菌検出検体:血液39例、血液・髄液2例、髄液2例) |
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年齢群:1歳(5例)、2歳(1例)、4歳(1例)、30代(1例)、40代(3例)、50代(6例)、60代(10例)、70代(8例)、80代(8例)
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先天性風しん症候群3例 |
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病型:典型例1例、その他2例 感染地域:福島県1例、兵庫県1例、島根県1例 累積報告数:3例
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梅毒13例(早期顕症II期4例、晩期顕症2例、無症候7例)
バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例 |
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遺伝子型:VanC _菌検出検体:血液
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風しん7例(検査診断例5例、臨床診断例2例) |
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感染地域:大阪府3例、東京都1例、三重県1例、兵庫県1例、国内(都道府県不明)1例 年齢群:30~34歳(3例)、35~39歳(1例)、40代(2例)、60代(1例) 累積報告数:10例(検査診断例7例、臨床診断例3例)
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麻しん11例〔麻しん(検査診断例7例、臨床診断例4例)〕 |
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感染地域:京都府7例、埼玉県1例、愛知県1例、フィリピン1例、インドネシア1例 年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、3歳(1例)、5~9歳(2例)、10~14歳(1例)、20~24歳(4例)、30~34歳(1例) 累積報告数:16例〔麻しん(検査診断例10例、臨床診断例6例)
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(補)2013年第2週から2014年第1週までに診断されたものの報告遅れとして、パラチフス1例(感染地域:ネパール)、急性脳炎11例〔ヒトヘルペスウイルス6型2例_年齢群:0歳(1例)、1歳(1例).インフルエンザウイルスA型1例_年齢群:30代.アデノウイルス2型1例_年齢群:0歳.エコーウイルス25型1例_年齢群:0歳.コクサッキーウイルスA群6型1例_年齢群:1歳.病原体不明5例_年齢群:0歳(1例)、3歳(1例)、4歳(1例)、8歳(1例)、13歳(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症3例〔40代(1例)、50代(1例)、80代(1例.死亡)〕、先天性風しん症候群1例(病型:その他_感染地域:埼玉県.死亡)などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

インフルエンザ:定点当たり報告数は第43週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄県(19.90)、鹿児島県(9.28)、岐阜県(8.91)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は292例と前週と比較して増加した。都道府県別では46都道府県から報告があり、年齢別では0歳(17例)、1~9歳(93例)、10代(9例)、20代(4例)、30代(5例)、40代(9例)、50代(14例)、60代(33例)、70代(46例)、80歳以上(62例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの):RSウイルス感染症の報告数は2,637例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約83%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は島根県(1.61)、富山県(1.59)、宮崎県(1.39)である。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は新潟県(3.38)、山口県(3.26)、山形県(3.07)である。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は大分県(21.25)、鹿児島県(18.11)、高知県(15.50)である。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は新潟県(4.41)、佐賀県(3.83)、岩手県(3.70)である。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は宮崎県(0.56)、鹿児島県(0.51)、熊本県(0.48)である。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は長崎県(0.09)、沖縄県(0.09)、宮崎県(0.06)、鳥取県(0.05)である。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は富山県(0.31)、愛媛県(0.19)、香川県(0.07)である。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は富山県(1.40)、沖縄県(0.86)、宮城県(0.83)である。感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)は2週連続で増加した。都道府県別では24都道府県から38例報告があり、年齢別では0歳(9例)、1~4歳(20例)、5~9歳(5例)、10代(3例)、20代(1例)であった。
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