風疹流行および先天性風疹症候群の発生に関する リスクアセスメント(2013年7月16日)
背景風疹は発熱、発疹、リンパ節腫脹を3主徴とするが、比較的軽症に経過し正しく診断されないことも多い一方で、高熱が続き、合併症等を理由に入院を必要とする場合もある。風疹に感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、白内障、先天性心疾患、難聴等を特徴とする先天性風疹症候群(CRS: congenital rubella syndrome)の児が生まれる可能性がある。風疹、CRSに対しては共に特異的な治療法はないが、感染・発症前のワクチン接種は有効な予防手段であり、風疹含有ワクチンの最大の目的の一つがCRS予防である。 2013年7月16日現在、2008年以降最大の風疹流行が継続中である。近年の流行は、妊娠子育て世代の成人に患者が多いという特徴があり、今後のCRSの発生増加が懸念される。 風疹の疫学的所見
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