水痘
更新日 (last updated):2025年8月28日
概要
水痘は、水痘・帯状疱疹ウイルスを病原体とする感染症であり、「みずぼうそう」とも呼ばれる。主な感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染である。発熱や掻痒性の紅斑・水疱などの症状を呈し、肺炎などの合併により重症化し死亡することがある。
病原体
水痘・帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルス科バリセロウイルス属の2本鎖DNAウイルスであり、ヒトのみに感染する。
疫学
世界中で発生している。
日本では小児の報告が多く、ほとんどが9歳以下である。
感染経路
主な感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染である。
臨床像
潜伏期間は2週間程度(通常10から21日)。小児では発熱と同時に掻痒を伴う紅斑が頭皮や体幹に出現し、丘疹、水疱、痂皮と変化する。発疹出現の1から2日前からすべての発疹が痂皮化するまで感染性がある。成人ではより重症となり、発疹前に発熱や倦怠感が先行し、肺炎や脳炎など重篤な合併症を起こし死亡することがある。
病原体診断
水疱内容物からのウイルス分離・同定、遺伝子検出、血清学的検査による。
治療
抗ウイルス薬による治療が行われる。
予防法・ワクチン
手洗いや咳エチケットなどの飛沫予防策、接触予防策が有効である。
水痘ワクチンが有効であり、定期接種として1から2歳の間に2回の接種が行われている。
法的取り扱い
感染症法において、五類感染症の定点把握対象疾患に定められている。また、24時間以上入院した症例は、五類感染症の全数把握疾患として届出の対象となる。
学校保健安全法における第二種感染症に定められている。
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