急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く)
更新日 (last updated):2026年3月23日
概要
急性脳炎(ウエストナイル脳炎等を除く)は種々のウイルス、細菌、真菌、寄生虫などによる脳炎の総称である。感染経路は病原体により異なる。多くは発熱、頭痛などの症状が出現した後、意識障害や痙攣などを呈する。
炎症所見が明らかではないが、同様の症状を呈する脳症も本項に含まれる。
病原体
単純ヘルペスウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルスなどのウイルスに加え、マイコプラズマ、レプトスピラ等の細菌、真菌や寄生虫など、様々な病原体が原因となる。
疫学
世界中で報告がある。
特定の感染症の流行に伴う集団発生が見られることがある。
感染経路
感染経路は病原体により異なる。
臨床像
潜伏期間および症状は病原体により異なる。多くの場合は発熱、頭痛等の症状が出現した後、高熱、意識障害、痙攣などが出現する。小児では悪心・嘔吐や腹部膨満などの症状も見られる。
病原体診断
咽頭拭い液・血液・便・尿・髄液などからの病原体の分離・同定、病原体遺伝子の検出、血清学的検査による。
治療
対症療法が行われる。
原因病原体によっては抗ウイルス薬、抗菌薬、抗寄生虫薬などによる治療が行われる。
予防法・ワクチン
病原体によって異なる。
多くは手洗いや咳エチケットなどの飛沫予防策、接触予防策が有効である。
一部の病原体には承認されたワクチンがある。
法的取り扱い
感染症法における、五類感染症の全数把握対象疾患に定められている。
