感染性胃腸炎
更新日 (last updated):2026年3月23日
概要
感染性胃腸炎は細菌やウイルス、寄生虫など多様な病原体による消化器感染症の総称である。主な感染経路は糞口感染や、病原体に汚染された食品や水の摂取による経口感染である。腹痛・下痢・嘔吐を呈し、乳幼児や高齢者では脱水により重症化することがある。
個別の感染症については関連記事のリンクを参照のこと。
病原体
ノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクター、病原性大腸菌、寄生虫など様々な病原体が原因となる。
疫学
世界中で報告されているが、病原体によりその頻度や発生地域は異なる。
日本国内では、夏季には細菌、冬季にはウイルスによる胃腸炎の報告が増加する傾向にある。
感染経路
主な感染経路は糞口感染や、病原体に汚染された食品や水の摂取による経口感染である。
臨床像
潜伏期間や症状は病原体により異なる。一般的に嘔気、嘔吐、下痢、発熱といった症状がみられ、血便を伴うこともある。乳幼児や高齢者では下痢に伴う脱水により重症化することがある。
病原体診断
便からの菌やウイルス、毒素などの分離・同定、抗原検出による。
治療
対症療法が行われる。
原因病原体によっては抗ウイルス薬や抗菌薬などによる治療が行われる。
予防法・ワクチン
病原体によって異なる。多くは手洗いと排泄物処理などの接触予防策が有効である。
食品の取り扱い、ワクチンについては個別の病原体の記事を参照のこと。
法的取り扱い
感染性胃腸炎は、感染症法における五類感染症の定点把握対象疾患に定められている。一部の病原体による感染症は感染症法における三類感染症、四類感染症、五類感染症に定められている。
一部の病原体による感染症は学校保健安全法における第三種感染症に定められている。 一部の病原体は、食品衛生法の病因物質に定められている。
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