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レプトスピラ症

更新日 (last updated):2026年1月28日

概要

レプトスピラ症は病原性レプトスピラを病原体とする感染症である。主な感染経路は保菌動物の尿で汚染された水や土壌との接触である。発熱や筋肉痛などの症状を呈し、重症型(ワイル病)では黄疸や腎障害などを生じる。

病原体

病原体はらせん状の形態を持つレプトスピラ属の細菌である。げっ歯類をはじめとし、野生動物や家畜などの腎臓に保菌され、尿中に排菌される。

疫学

海外ではフィリピン、タイなどの熱帯・亜熱帯地域で、台風や季節的な大雨による洪水後の発生が例年報告されている。

日本国内では、沖縄県での水辺でのレジャー関連の報告が多くみられるほか、豪雨や台風による洪水後の発生や農作業による感染が各地で報告されている。

感染経路

主な感染経路は、げっ歯類をはじめとする保菌動物の尿で汚染された水や土壌に、傷や粘膜が接触することによる。病原体に汚染された水や食物の摂取による感染も報告されている。

臨床像

潜伏期間は5日から14日程度。軽症型では発熱や筋肉痛などの風邪様症状のみで軽快する。重症型では黄疸や出血、腎障害などが起こり、死亡することがある。

病原体診断

血液、髄液、尿からの菌の分離・同定、病原体遺伝子の検出、血清からの抗体検出による。

治療

抗菌薬による治療が行われる。

予防法・ワクチン

川や池、湖などに入ったり、水田などでの農作業などをする際は、水中でケガをしないよう適切な服装を着用する。

国内で承認されたワクチンはない。

法的取り扱い

感染症法における、四類感染症の全数把握対象疾患に定められている。

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