ライム病
更新日 (last updated):2026年3月23日
概要
ライム病はBorrelia(Borreliella)属菌群による感染症である。主な感染経路は病原体を保有するマダニに咬まれることである。皮疹(遊走性紅斑)や筋肉痛、関節痛を呈する。重症化すると神経症状や心疾患を発症する。
病原体
原因菌はBorrelia(Borreliella)属菌群である。げっ歯類、鳥類、シカ等を保菌動物とし、マダニによって媒介される。
疫学
世界では欧米で年間数万人が発生し増加傾向にある。
日本国内では1986年に患者が確認されて以降、北海道や本州中部以北での報告が多い。
感染経路
主な感染経路は、病原体を保有するマダニに咬まれることによる。媒介マダニの種類は地域により異なり、日本ではシュルツェマダニが関与している。ヒトからヒトへの直接的な感染はない。
臨床像
潜伏期間は通常3日から30日程度。初期に皮疹(遊走性紅斑)、筋肉痛、関節痛、発熱等が生じ、重症例では神経症状や心疾患、関節炎が起こる。
病原体診断
病原体の分離・同定、病原体遺伝子の検出、血清学的検査による。
治療
抗菌薬による治療が行われる。
予防法・ワクチン
マダニに刺されないために忌避剤の使用や肌の露出を避けるといった対策が推奨される。
国内で承認されたワクチンはない。
法的取り扱い
感染症法における、四類感染症に定められている。
