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国立健康危機管理研究機構
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回帰熱

更新日 (last updated):2026年3月23日

概要

回帰熱はBorrelia(Borreliella)属菌群を病原体とする感染症である。主な感染経路は病原体を保有する節足動物に咬まれることである。発熱や頭痛、筋肉痛などを伴い、発熱期と無熱期を数回繰り返す。

病原体

原因菌はBorrelia(Borreliella)属菌群である。げっ歯類、鳥類等を保菌動物とし、マダニやシラミによって媒介される。

疫学

海外ではアメリカ大陸、アフリカ、中東、欧州等で発生が報告されている。

日本国内では輸入例のほか、B. miyamotoiの国内感染による新興回帰熱の報告がある。

感染経路

主な感染経路は、病原体を保有するマダニやコロモジラミに咬まれることによる。ヒトからヒトの直接的な感染はない。

臨床像

潜伏期間は5日から10日程度。発熱や頭痛、筋肉痛などを伴い、発熱期と無熱期を数回繰り返すのが特徴である。合併症として肝脾腫大や紫斑、髄膜炎などがみられる場合もある。新興回帰熱では、繰り返す発熱が見られないことがある。

病原体診断

病原体の分離・同定、病原体遺伝子の検出、血清学的検査による。

治療

抗菌薬による治療が行われる。

予防法・ワクチン

感染予防には媒介するマダニやコロモジラミとの接触を避けることが重要である。渡航時や野外での活動時は、適切な服装や虫除け対策を行う。また、着衣(下着を含む)をこまめに交換・洗濯するなど、清潔に保ち、コロモジラミの発生を防ぐことが重要である。

国内で承認されたワクチンはない。

法的取り扱い

感染症法における、四類感染症に定められている。

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