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突発性発しん

更新日 (last updated):2026年3月23日

概要

突発性発しんはヒトヘルペスウイルス6型または7型を病原体とする感染症である。主な感染経路は経口感染および飛沫感染である。乳幼児期において突然の高熱と解熱前後に出現する紅斑が特徴で、まれに脳炎などの重篤な合併症をおこすことがある。

病原体

病原体はヒトヘルペスウイルス6型または7型であり、いずれもヘルペスウイルス科ベータヘルペスウイルス亜科に属する2本鎖DNAウイルスである。

疫学

世界中で報告がある。大半が2歳未満の乳幼児期に感染する。

感染経路

主な感染経路は、感染者の唾液中に含まれるウイルスによる経口感染および飛沫感染である。

臨床像

潜伏期間は10日程度。突然の高熱が3日ほど続いた後、解熱とともに紅色の発疹が顔・体幹・四肢に現れる。下痢、眼瞼浮腫などを伴うことがある。まれに脳炎、脳症、劇症肝炎、血小板減少性紫斑病など重篤な合併症をおこすことがある。

病原体診断

血液からのウイルスの分離・同定、ウイルス遺伝子の検出、血清学的検査による。

治療

特異的な治療法はなく、対症療法が中心である。

予防法・ワクチン

手洗いや咳エチケットなど飛沫予防策、接触予防策が有効である。

国内で承認されたワクチンはない。

法的取り扱い

感染症法における、五類感染症の定点把握対象疾患に定められている。

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