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つつが虫病

更新日 (last updated):2026年1月28日

概要

つつが虫病は、つつが虫病リケッチアを病原体とする感染症である。主な感染経路はダニの一種であるツツガムシの幼虫に刺されることによる。高熱、刺し口、発疹が特徴的な症状で、重症例では多臓器不全を起こし死亡することがある。

病原体

原因菌はリケッチア科に属するつつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)である。偏性細胞内寄生細菌であり、細胞外では増殖できない。

疫学

海外ではアジア太平洋地域の広範囲で流行している。

日本国内では北海道を除く全国で報告され、春から初夏と、秋から初冬に二峰性の発生がある。1999年以降、年間数百人が報告されている。

感染経路

主な感染経路は、病原体を保有するツツガムシの幼虫に刺されることによる。

臨床像

潜伏期間は5日から14日程度。感染者のおよそ90%以上が高熱、特徴的な刺し口、発疹を呈する。肝機能障害、倦怠感、頭痛、リンパ節腫脹がみられ、治療が遅れると播種性血管内凝固により多臓器不全を起こし死亡することがある。

病原体診断

血液や病理組織からの病原体や病原体遺伝子の検出、抗体検出による。

治療

抗菌薬による治療が行われる。

予防法・ワクチン

ツツガムシの幼虫に刺されないことが重要である。野外では忌避剤の使用や肌の露出を避けるといった対策が推奨される。

国内で承認されたワクチンはない。

法的取り扱い

感染症法における、四類感染症に定められている。

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