急性呼吸器感染症
更新日 (last updated):2026年3月23日
概要
急性呼吸器感染症はウイルスや細菌等の多様な病原体による、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎)または下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称である。主な感染経路は飛沫感染である。
本項では感染症法に定められた五類の急性呼吸器感染症について取り上げる。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、百日咳、ヘルパンギーナなどが含まれる。
各疾患の詳細は各病原体による感染症の項を参照のこと。
病原体
病原体はインフルエンザウイルス、新型コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、A群溶血性レンサ球菌、百日咳菌、エンテロウイルスなど多様である。
疫学
世界中で報告があるが、病原体により疫学は大きく異なる。
感染経路
主な感染経路は飛沫感染である。
臨床像
潜伏期間は病原体により異なる。咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれかの症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状のものとされる。
病原体診断
病原体の分離・同定、抗原検出、遺伝子検出、血清学的検査による。
治療
対症療法が行われる。 病原体によっては抗ウイルス薬や抗菌薬による治療が行われる。
予防法・ワクチン
病原体によって異なる。
多くは手洗いや咳エチケットなどの飛沫予防策、接触予防策が有効である。
一部の病原体には承認されたワクチンが存在する。
法的取り扱い
感染症法における、五類感染症の定点把握対象疾患に定められている。
