麻しんQ&A(海外での麻しんの状況)
- Q1. 麻しん(ましん、はしか)について→
- Q2. 麻しんのサーベイランスシステムと今年の流行について→
- Q3. 医療機関での麻しんの対応について→
- Q4. 海外での麻しんの状況(このページ)
4:海外での麻しんの状況
- Q4-01 世界の麻しん患者数はどのくらいか
- Q4-02 麻しんが流行している国はどのくらいあるか
Q4-01:世界の麻しん患者数はどのくらいか
WHOの推定によると、2024年には世界で約1,100万人が麻しんを発症し、2023年の約1,030万人から増加しています。また、麻しんによる死亡者数は約95,000人と推定されています。
死亡者数は2000年以降で最も低い水準にあるものの、多くの子ども(主に5歳未満)が亡くなっています。
出典
- https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/measles
- Weekly epidemiological record No 48, 2025, 100, 591–604
https://iris.who.int/server/api/core/bitstreams/8c65dd54-ee98-4438-938c-e7114851f870/content
Q4-02:麻しんが流行している国はどのくらいあるか
2024年のデータでは、アメリカ地域を除く59カ国(アフリカ地域23カ国、ヨーロッパ地域20カ国、東地中海地域10カ国、西太平洋地域5カ国、東南アジア地域1カ国)で大規模または深刻な麻しん流行が報告されています。これは2003年以降で2番目に多い記録です。
また、世界全体では85の国と地域(アフリカ地域47カ国、東地中海地域17カ国、ヨーロッパ地域9カ国、東南アジア地域5カ国、西太平洋地域7カ国)で麻しんが流行状態とされており、広範な地域で感染が拡大しています。
この感染状況を踏まえ、それまで麻しん排除状態にあったカナダ、イギリス、スペイン、オーストリア、アルメニア、アゼルバイジャン、ウズベキスタンが、再び麻しん流行状態と評価されています。
このように、近年では麻しん排除を達成していた高所得国においても、ワクチン接種率の停滞や低下、地域間の接種率の差により、再び麻しんの流行が確認されています。
出典:
- WHO Weekly epidemiological record No.48, 2025, 100, 591–604
https://iris.who.int/server/api/core/bitstreams/8c65dd54-ee98-4438-938c-e7114851f870/content
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