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インフルエンザ

更新日 (last updated):2025年9月25日

概要

インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする感染症である。主な感染経路は、飛沫感染と接触感染である。発熱、咳、頭痛などの症状を呈し、重症化すると肺炎や脳症を起こし死亡することがある。
鳥インフルエンザについては関連疾患のリンクを参照のこと。

病原体

インフルエンザウイルスはオルソミクソウイルス科に属する1本鎖RNAウイルスで、A・B・Cの3つの型がある。

疫学

季節性のインフルエンザについては世界中で報告がある。日本では冬季に流行のピークが認められる。

感染経路

主な感染経路は、飛沫感染と接触感染である。

臨床像

潜伏期間は1から3日程度。主な症状は、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛、咳、鼻汁等であり、一般的な上気道炎と比較して全身症状が強い。高齢者や基礎疾患のある者は基礎疾患の悪化や細菌感染症の合併により重症化、死亡することがある。また、小児では急性脳症を起こし、死亡することがある。

病原体診断

咽頭ぬぐい液などを用いた抗原検査が有用である。ウイルス分離・同定、ウイルス遺伝子検出も用いられる。

治療

抗ウイルス薬による治療が行われる。

予防法・ワクチン

手洗いや咳エチケットなどの飛沫予防策、接触予防策が有効である。

インフルエンザワクチンが有効である。

法的取り扱い

インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)については、感染症法における、五類感染症の定点報告対象疾患に定められている。

また、学校保健安全法における第二種感染症に定められている。

お知らせ

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